AI画像生成
AI画像生成プロンプトのコツ|狙った絵に近づける5要素と修正手順
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結論から言うと
長い呪文を覚える必要はありません。「主役・構図・画風・色と光・除外」の5つを短く足すだけで当たりの確率は大きく変わります。あとは1回の修正で1点だけ直す、を繰り返すのが最短です。
この記事でわかること
- 指示に足すと効く5要素と、書く順番
- 出てきた画像を直すときの「1回1点」の修正手順
- 3回直しても近づかないときに何を捨てるか
AI画像生成を試して最初につまずくのは、たいてい品質ではなく「頭の中にある絵と違うものが出てくる」ことだと思います。私も最初のころ、いい感じの絵が出るまで生成ボタンを20回押して、結局どれも使わずに閉じる、というのを何度もやりました。
原因は腕ではなく、指示に足りない情報があることがほとんどです。この記事では、長い呪文を暗記せずに当たりを増やすための5要素と、出てきた画像を直していく手順を整理します。
先に結論
✅ ここだけ読めばOK
- 指示には「主役・構図・画風・色と光・除外」の5つを短く入れる
- 最初から完成を狙わない。1回目は方向確認、2回目以降で寄せる
- 修正は1回につき1点だけ変える。まとめて直すと原因が分からなくなる
- 3回直しても近づかないなら、その案を捨てて主役から作り直す
私が一番損をしていたのは、思った絵が出ないときに同じ指示のまま生成し直していたことです。乱数が変わるだけなので、当たりを引くまで回すギャンブルになります。指示を変えないなら、何回押しても近づきません。
思った絵が出ない理由は「書いていない」から
AIは省略された前提を補えない
「かっこいいAIのイメージ」と書いたとき、頭の中には具体的な絵があります。青っぽくて、暗めで、人は写っていなくて、右側が空いている、というような。ですが指示に書いたのは「かっこいい」だけです。
書かなかった部分は、AI側が勝手に決めます。だから毎回ちがう絵が出るし、直したい点を指摘する起点も作れません。逆に言えば、頭の中にあるのに書いていないことを書き出すだけで、当たりの確率は上がります。
「良いプロンプト集」を写しても再現しない
長い英語の呪文が並んだプロンプト集を、私も試しました。うまくいくこともありますが、うまくいかないときに何を削ればいいのか分からず、修正ができません。
しかもプロンプトはサービスやモデルごとに効き方が違います。他人の環境で当たった呪文をそのまま持ってきても、同じ絵にはなりません。最初は短く書いて、自分の環境で効いた指定だけを足していくほうが結局早いです。
指示に入れる5要素
私が固定で入れているのは次の5つです。順番もこのままにしています。前に置いたものほど優先されやすい、という体感があるためです。
1. 主役(何を画面の中心に置くか)
一番大事なのに、抜けやすいところです。「AIのイメージ」ではなく「机の上に置かれたノートパソコンと、開いたノート」のように、写っているものを名詞で書きます。
人物を出したくないなら、ここで「人物は入れない」と決めておきます。あとで除外に回すより確実です。
2. 構図(どこから、どのくらいの距離で見るか)
- 真上から見下ろす/目線の高さ/少し下から
- 全体が入る引きの絵/手元だけの寄りの絵
- 横長・正方形・縦長のどれで使うか
ここを書かないと、寄りと引きが毎回変わります。使う場所(記事の見出し画像、SNS、資料の背景)が決まっているなら、比率も最初に指定しておきます。
3. 画風(写真か、イラストか、その中間か)
「写真のような」「フラットなイラスト」「水彩」「線画」くらいの粗さで十分です。ここで特定の作家名やアニメ作品名を出すのは避けています。作風が寄りすぎたものを商用で使うのは、権利の面でリスクがあるためです。
4. 色と光
- 基調になる色(濃紺と白、暖色系、モノトーンなど)
- 明るさ(明るい/落ち着いた/暗め)
- 光の向き(左上から差す、逆光、均一な光)
色を指定しないと、生成のたびに全体のトーンが変わります。複数枚を並べて使う予定があるなら、ここは必ず書いたほうがいいです。
5. 除外(入れたくないもの)
最後に「入れないでほしいもの」を並べます。私がよく書くのは次のあたりです。
- 画像内に文字を入れない
- 人物の顔を大きく写さない
- ロゴやブランド名を出さない
- 画面いっぱいに情報を詰めない(右側は空ける)
とくに「文字を入れない」は効果が大きいです。指定しないと、読めない文字が看板やモニターに勝手に描かれます。
⚠️ 注意点
実在の人物名、企業ロゴ、有名キャラクター、特定の作家名を指示に入れるのは避けてください。生成物が第三者の権利を侵害しないことまでサービス側が保証するとは限りません。商用利用の可否は、利用中のサービスとプランの規約を公開前に確認してください。
出てきた画像を直す手順
1回目は「当たり」ではなく「方向確認」
私は1回目の生成で完成を狙わなくなりました。1回目は、自分の指示がどう解釈されたかを見るためのものです。ここで大きくずれていたら、細部を直すより主役と構図を書き直したほうが早いです。
修正は1回につき1点だけ
出てきた画像に不満が3つあると、まとめて直したくなります。ですが同時に3か所変えると、どの指示が効いたのか分からなくなり、次に活かせません。
私は次のように、ずれている点を1つだけ言葉にして渡しています。
- 「人物が主役になっている。人物を外して、机の上だけにしてほしい」
- 「青が明るすぎる。もっと暗い紺にして、光源を1つに絞ってほしい」
- 「右側に文字を置きたいので、右3分の1には物を置かないでほしい」
対話型AIの画像生成なら、この指摘を会話でそのまま続けられます。画像生成に慣れていない段階では、プロンプトを書き直すより会話で直せるほうが続きやすいです。
| ツール | 月額目安 | 無料枠 | 日本語 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT Plus | 約3,000円 | あり | ★★★★★ | とりあえず1つだけ課金するならこれ |
| Google Gemini | 約2,900円 | あり | ★★★★ | Gmail・ドキュメントを使う人 |
料金は税込の目安です。最新の価格・仕様は必ず公式サイトでご確認ください。
生成できる回数、画像サイズ、編集機能はプランによって異なり、変更もされます。契約前に公式サイトで現在の条件を確認してください。
3回直しても近づかないなら捨てる
これは自分向けの打ち切りルールです。3回修正しても方向が合わないときは、そのまま粘っても戻ってこないことが多いと感じています。
そういうときは、5要素の1番目(主役)から作り直します。「ノートパソコンの写真」で近づかないなら、「机の上の紙のノートとペン」に変える、というように、題材ごと変えたほうが早く着地しました。
用途別に、追加で指定していること
| 用途 | 追加で書く指定 |
|---|---|
| ブログの見出し画像 | 横長、文字を置く余白の位置、文字は入れない |
| 資料の背景 | 主張を邪魔しない淡い色、中央を空ける |
| SNS投稿 | 正方形、小さく表示しても分かる大きめの主役 |
| バナーや告知 | 色数を絞る、視線の抜ける方向を指定 |
共通して効くのは余白の指定です。「あとで文字を載せる場所を空ける」と書かないと、画面いっぱいに要素が詰まった絵が返ってきて、結局使えません。
一覧のサムネイルで縮小表示される用途では、細かい描き込みより色のコントラストがはっきりしているかで選ぶほうが、実際の見え方は良かったです。
練習量が必要な作業だと割り切る
プロンプトは、正解を暗記して終わりにできる作業ではありませんでした。同じ指示でも、サービスが変われば効き方が変わります。結局のところ、自分の環境で「この単語は効いた/効かなかった」を貯めていくしかありません。
そうなると、試行回数が制限されている状態はかなり不利です。私が最初につまずいたのも、無料枠の生成回数を使い切って、翌日まで検証が止まったときでした。感覚がつかめる前に間隔が空くと、前回何を試したのかを忘れます。
一方で、ローカルに画像生成環境を作るのも、それはそれで詰まりやすいところです。GPUの用意やインストールで時間を使い、絵を1枚も作らないまま放置する、というのが一番もったいないパターンでした。
指示の練習に集中したい段階では、ブラウザだけで完結する画像生成サービスを使うほうが、手間の総量は少なく済みます。候補の1つとして、次のサービスの内容と料金を公式で確認できます。
料金や無料枠、使えるモデルの構成は変更されることがあるため、金額の判断は必ず公式サイトの最新情報で行ってください。
もう少し手前で「そもそもどのツールを使うか」から迷っている場合は、AI画像生成ツール比較のほうが先です。ローカル環境とクラウドで迷っているなら、Stable Diffusionはローカルとクラウドどちらかにコスト面をまとめてあります。
よくある質問
ここまでで触れなかった細かい点を補足します。
枚数はどのくらい作れば決まりますか。
私の場合、方向が合っていれば3〜5枚で決まります。10枚超えても決まらないときは、指示ではなく求めているイメージ自体が曖昧なことが多いので、いったん記事や資料の主張を1文に書き出してから作り直しています。
プロンプトは保存しておくべきですか。
効いたものだけ残しています。全部保存すると見返さなくなるので、私は「余白指定」「トーン固定」のように、使い回せる断片だけメモしています。
まとめ
思った絵が出ない原因は、腕ではなく指示の情報不足であることがほとんどです。主役・構図・画風・色と光・除外の5つを短く足すだけで、1回目の当たり方が変わります。
そのあとは、1回の修正で1点だけ直す、3回で近づかなければ主役から作り直す、という進め方で十分です。長い呪文を暗記するより、自分の使うサービスで効いた指定を貯めていくほうが、結果的に早く狙った絵に届きます。
よくある質問
プロンプトは日本語と英語のどちらで書くべきですか?
サービスによって得意な言語が違うので、まず日本語で書いて、意図がずれるようなら英語で書き直すのが手軽です。私は対話型AIの画像生成では日本語のまま使い、思ったものが出ないときだけ英語の短い単語に置き換えています。
プロンプトは長いほど良いのですか?
長さと精度は比例しません。要素を足しすぎると優先順位が分からなくなり、指定したはずのものが無視されることがあります。私は主役・構図・画風・色と光・除外の5つに絞り、それ以外は修正で足しています。
同じプロンプトなのに毎回ちがう絵が出るのはなぜですか?
多くの画像生成は毎回ちがう乱数から生成するため、同じ指示でも結果は変わります。同じ絵を再現したい場合は、シード値を固定できるサービスかどうかを公式サイトで確認してください。